今回は家庭でかぶをプランターで育てる方法について解説をしていきます。
家でかぶなんて育てられるのか?と思っていませんか?
実は思っている以上に簡単に育てることができるんですよ。
ポイントは
- 間引き
- 水やり
です、それでは詳細に解説していきますね
最短90日!おいしいかぶをプランターで育てる方法をご紹介します!
「基本情報」
かぶの原産地は中央アジアかヨーロッパ西南部とされていて、冷涼な気候を好みます。
生育適温は20~25℃で30℃以上では発芽率が低下するので、真夏の播種は避けたほうが無難です。
直径が5~6cmを小かぶ、10cmくらいを中かぶ、15cm以上を大かぶと分類します。
播種可能期間は7月末から9月末で収穫は早くて8月末から12月末で、最短90日で収穫できます。
栽培サイクルとしては、9月播種の場合で収穫が11月から12月中旬になります
準備するもの
- 小かぶの種
- プランター(深さ15cm以上のもの)
- 野菜用培養土
- 鉢底石
- じょうろ
状況に応じて
- 肥料
- 園芸用シャベル
- 溝を作るための棒
これだけ準備すれば準備はバッチリです!
それではまずは土作りが重要になるので、プランターに土を入れるところから解説していきます。
土づくりと種まき
根が深くなるので、深さ15㎝程度のプランターに鉢底石を敷き、培養土を入れます。
土を入れたら深さ1cm程度の溝を作りましょう。
プランターの短辺が長く、溝の間が15㎝とれれば、2列(2条)種をまいても大丈夫です。
1つの溝には1~2㎝間隔で種をまきましょう。
最終的には10cm四方間隔で育てます。
かぶは好光性種子なので、種をまいたら溝を埋めるくらいに軽く土をかけてあげましょう(覆土)。
1週間くらいたって芽が出なければ、種を1晩水につけて、種まきをし直しましょう。
これで、種まきまでの準備は完了です。
次は日々の管理である、水のあげ方について解説していきます。
水やり
種をまいた後はプランターの下に水が抜けるくらいたっぷりと全体に水をやりましょう。
種をまいた後以外は、土の表面が乾いたら水を上げるようにしてください、この場合は底から水が抜けるくらいに水をやらなくて大丈夫です、かえって過湿状態になり、生育にはよくありません。
農家が教えるコツ:間引き
先ほど、最終的に10cm間隔にすると言ったのに、どうして1~2cm間隔に種をまくのだろうか、最初から10cm間隔で種まきすればいいじゃないかと思った方もいらっしゃると思います。
植物には同じ場所でたくさん集まって成長すると、互いに競い合って、生育が早くなります。これは光を求め、早く大きくなろうとするからです。これを利用し、初期成育を早めます。
そして大きくなったら間引きをします。かぶは3回に分けて間引きをしましょう。
もし、抵抗がなければ、間引きした葉も食べてみてください。根を切ってさっとゆでたり、漬けたり、そのまま食べたりと、様々試してみてください。
間引きのポイントは、葉の色が良いもの、変形していないもので、大きさは中くらいのものを残すといいでしょう。
残す株を手で抜くか、引き抜かずにはさみで切るなどして、間引きしてください。
間引きの目安
1回目の間引きは、ハート形の双葉が出て、次に出て来る本葉が1~2枚が出て、葉が混みあってきたくらいに3cm間隔くらいになるように間引きます。
2回目の間引きは、本葉が3~4枚のときに、5~7センチ間隔になるように間引きます。
3回目は本葉が5~6枚のときに、10cmくらいになるように間引きましょう。
小かぶは手がかからない分、生育を見ながら間引きしてあげると楽しく栽培ができると思います。
間引きの間隔はあくまでも目安なので、厳密に合わせなくても成長するので大丈夫です。
そのほかのポイント
かぶはアブラナ科の野菜なので、アブラムシやコナガ、ヨトウムシなどの害虫に注意しましょう。
比較的大きな害虫なので、見つけたら捕殺し、殺虫剤を散布しましょう。
殺虫剤を使いたくない場合は、水で洗い流したり、粘着シートなどを使いましょう。防虫ネットで覆う方法もあります。
収穫とおすすめの食べ方
収穫の目安は、土から出た部分の直径が4〜5cmくらいになった時です。手で引き抜き、すべて収穫しない場合は、抜いた穴を埋め戻しましょう。
土の水分量が急激に変わったりすると、根が裂けてしまうので気をつけましょう。
裂けた場合は、その部分をよく水洗いします。そうすれば、食べても問題ありません。もし気になる場合は、その部分を切り落としましょう。
かぶの栄養素としては、ビタミンA/B2/CやCa、Fe、食物繊維が含まれています。
おすすめの食べ方は、まずは根を丸かじりしてみてください!とれたてのかぶの甘みを感じてみてください。
そのほかは、オーソドックスな使い方で楽しんでください。サラダに乗せたり、漬けたり、楽しみ方は無限大です。
葉っぱは、さっと茹でたり、おひたしにしてもおいしく食べられます。これは作った人にしかできませんね。
まとめ
かぶは水やりと間引きに気を付ければ、比較的手がかからず簡単に育てることができます。家庭菜園を始めるにはもってこいの野菜でもあります。秋だけではなく、春にも栽培ができるので、ぜひ、試してみてください。
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